今では紅茶を飲むのにかかせないティーバッグ。茶葉で淹れた方がおいしいとはわかっていても、
淹れる手間と茶殻の処理でどうしても、ティーバッグを使ってしまうという方も多いことでしょう。そのような気持ちは、紅茶が流行した約100年前からあるようです。
ティーバッグの歴史は、1896年にイギリス人のA・V・スミスが、茶葉を計ることと、茶殻を処理する手間をはぶくために、一杯分の茶葉をガーゼの袋に入れて、糸で縛ることにはじまります。
その後、アメリカ人の茶卸商であるトーマス・サリバンが茶葉の見本を送るコストを下げるのに、絹の小袋に詰めて送るようになります。
しかし、勘違いしたお客さんが、そのまま熱湯をかけて飲もうとし茶が飲みにくいと苦情がきたことを受け、絹からガーゼに代えたところ好評となりました。
1908年ティーバッグとして消費者用に売り出すようになりました。その後、ガーゼは紙製に代わり、1947年ドイツで自動包装機械の誕生により、大量のティーバッグが生産されるようになりました。
ティーバッグには、短時間で濃く抽出できる小さい茶葉が必要になるため、ブロークンタイプやCTC製法の茶葉も盛んに生産されるようになり、ティーバッグの消費量は、リーフよりはるかに上回るようなりました。
古くから世界中で利用されてきたティーバッグも、近年になって様々な素材が使われるようになってきました。
紙のフィルターペーパーを使ったティーバッグが一般的ですが、ナイロン素材のものや、コットン素材の不織布を使用したものなど、それぞれの素材の特長を活かしたティーバッグが増えてきました。
最高のブレンド紅茶を充填したティーバッグは、リーフティーにも負けない味わいを楽しめます。
神戸紅茶は、フィルターペーパーにこだわった独自のティーバッグを製造しています。フィルターペーパーは、コットンを原料にした特別な極細キュプラ繊維で作った素材を使用。 抽出力が高く、茶葉本来の味を壊さずしっかりとした味わいを再現できます。紙臭が無く、パルプを使わない地球に優しいエコフィルターです。
ティーバッグ製造機の代名詞「コンスタンタ」
ドイツ製のマシンで、全てが機械的なタイミングにより精密稼動しています。この機械の後工程にいろいろな包装機をドッキングして、タイプの違う包装形態に仕上げます。
生産能力:150~160個/分