Our Business事業内容
神戸紅茶は、大正14年の創業以来、紅茶の販売に力を注ぎ、昭和30年代からは国内初の本格的な紅茶製造会社として、日本の紅茶市場への製品供給を担ってまいりました。 当社では、大量生産にも対応可能な生産設備と、長年培った確かな技術・経験を基に、プライベートブランド紅茶の製品づくりのお手伝いをさせていただいております。 原料茶、資材、ブレンドなど、紅茶製造と販売に関することでしたら何でもお問い合わせください。
また、自社ブランドの神戸紅茶製品も各種販売しています。安定した品質の紅茶をお楽しみいただけます。
紅茶等の製造加工販売
- 一般用紅茶の販売
- 自社ブランド「神戸紅茶」として、一般用紅茶の販売を行っております。
神戸紅茶ブランドは、家庭用のティーバッグ製品からリーフティー製品まで様々なラインナップを揃えています。
- 業務用紅茶の販売
- リーフティー、ティーバッグなどの大容量の紅茶の販売を行っております。
一定品質の変わらない風味を提供しています。
- 紅茶原料販売
- 紅茶の主要生産国と取引があり、茶園・産地の輸出業者・ティーオークションなどで買い付けを行っておリますので幅広いご要望に対応できます。いつでも安定した品質の紅茶をご提供できます。
OEM紅茶製品の製造加工
- OEM紅茶製品の製造加工
- OEM紅茶製品につきましては、紅茶原料や使用資材の選定からブレンディングまで、知識豊富な紅茶鑑定士やティーアドバイザーがアドバイスさせていただきます。茶葉の仕入れから製品化まで一貫した行程はもちろん、原料茶のみの調達、ブレンドのみ、包装加工のみなど、お客さまのニーズに応じて柔軟に対応させていただきます。
主な製造品目
ティーバッグ
ティーバッグの誕生
今では紅茶を飲むのにかかせないティーバッグ。淹れる手間と茶殻の処理が大変でティーバッグを使ってしまうという方も多いことでしょう。そのような気持ちは、紅茶が流行した約100年前からあるようです。
ティーバッグの歴史は、1896年にイギリス人のA・V・スミスが、茶葉を計ることと、茶殻を処理する手間を省くために、一杯分の茶葉をガーゼの袋に入れて、糸で縛ることにはじまります。
その後、アメリカ人の茶卸商であるトーマス・サリバンが茶葉の見本を送るコストを下げるのに、絹の小袋に詰めて送るようになります。 しかし、勘違いしたお客さんが、そのまま熱湯をかけて飲もうとし茶が飲みにくいと苦情がきたことを受け、絹からガーゼに代えたところ好評となりました。
1908年にはティーバッグとして消費者用に売り出すようになりました。その後、ガーゼは紙製に代わり、1947年ドイツで自動包装機械の誕生により、大量のティーバッグが生産されるようになりました。
ティーバッグの特長
ティーバッグの最大の特徴は、短時間で濃く抽出できることです。ティーバッグに入る小さい茶葉が必要になるため、ブロークンタイプやCTC製法の茶葉を使用しています。ティーバッグが世間に浸透したことにより、今では細かい茶葉の生産も増え、品質の良いものがたくさん生産されています。最高のブレンド紅茶を充填したティーバッグは、リーフティーにも負けない味わいを楽しめます。
製造工程
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- 神戸紅茶では、ティーバッグ自動包装機「コンスタンタ」を多数保有しております。 まず、ティーバッグ用のフィルターペーパーに自動計量した内容量(約1.8~2.5g)の茶葉を充填していきます。
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- ティーバッグの素材は、紙製、またはコットン素材のフィルターペーパーを使用しています。茶葉を充填したフィルターペーパーは1個ずつ成形されてティーバッグの形になり、精密な動きで糸を通していきます。
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- 成形されたティーバッグはエンベロープと呼ばれる専用の紙で包装します。1分間に150個を製造することができます。高品質なティーバッグ加工をするためにも、マシンのメンテナンスは日々行っています。
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- 出来上がったティーバッグは、決められた個数ずつ高密度ポリエチレン袋に詰めることも可能で、カートン詰めなどを経て完成となります。
テトラ型ティーバッグ
テトラ型ティーバッグの特長
三角形のピラミッド型のティーバッグを、「テトラ型ティーバッグ」といいます。テトラ型ティーバッグにすることにより、ティーバッグ内部の空間が大きくなるため茶葉の抽出効率が良くなり、従来のティーバッグでは充填が難しかった少し大きめのリーフグレードの茶葉を入れることができます。
業務用として需要が多かったテトラ型ティーバッグですが、最近は一般家庭向けの商品が増えてきました。包装材質はナイロンメッシュと不織布が一般的ですが、完全生分解の環境循環型繊維を素材としたフィルターもあります。テトラ型ティーバッグも、アルミ包材を使って1袋ずつ密封包装することができます。
リーフティーの味わいをティーバッグで手軽に
テトラ型ティーバッグは、少量生産タイプですので従来のティーバッグと比べて少し高めの価格になります。
幅広いグレードの茶葉を充填することが可能なテトラ型ティーバッグは、今後さらに増えていくことが予想されます。ティーバッグの楽しみ方がさらに広がっていくことでしょう。
製造工程
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- 原料コンテナホッパーに約250kgの原料茶が入っています。コンテナホッパーから、テトラ型ティーバック充填機械へ、原料を供給します。
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- ロール状になったメッシュフィルターをシューターに通しティーバッグを成形していきます。
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- 回転板を回転させることによってティーバッグを三角形の形にします。
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- 打ち出されたテトラ型ティーバッグを1ティーバッグずつ計量機にて計量チェックします。
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- 金属探知機にて打ち出されたティーバッグの充填原料をチェックします。
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- 出来上がったテトラティーバッグは、アルミ袋などに詰めてヒートシーラーで密封します。
ピロー型ティーバッグ
ピロー型ティーバッグの特長
ピロー型ティーバッグは、主に業務用として利用されています。三方シールをしたフィルターペーパーに、5~25gの内容量の茶葉を充填することができます。
通常のティーバッグよりも大きくて茶葉の内容量が増やせるため、一度に大量の紅茶を淹れることができます。
製造工程
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- ブレンドした茶葉を投入します。茶葉の内容量は5~25gで選択できます。
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- ロール状のフィルターペーパーを二つに折ったものの、上下と側面をシールします。フィルターの包材は、酸素漂白紙、無漂白紙、生分解紙などがあります。
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- 設定した幅にフィルターペーパーを切断します。
リーフティー
リーフティーの特長
紅茶本格派の方はリーフティーに目がない方も多いと思います。神戸紅茶のリーフティーは、本格的な紅茶を楽しんでいただける、様々な種類やグレードの茶葉を取り揃えています。
主な産地は、インドのダージリン、アッサム、ニルギリ、スリランカのウヴァ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、中国のキーマン、そしてケニアなどです。
製法は、茶葉がねじれた形状の「オーソドックス製法」と、茶葉が丸い粒状になった「CTC製法」があり、それぞれの茶葉の特長を活かしたブレンドをすることにより、さらに美味しい紅茶に生まれ変わります。
製造工程
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- デジタル計量
デジタル計量機を使ってリーフ原料を計量します。
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- 袋自動供給
袋を自動供給にして原料充填工程へ続きます。
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- 充填
計量されたリーフ原料を袋に充填します。
その他
神戸紅茶では、お客様のご要望があれば緑茶・ほうじ茶・烏龍茶・ハーブティーなど、神戸紅茶で取り扱いがない場合でも、仕入れが可能であれば対応させて頂きます。お気軽にお問い合わせください。